好きな人の話。えっと...確か...随分前。私はその...マイペースで、いつもトロくて。みんな私を置いて行く、それが普通で当たり前だと思う。そんな私にその人は「私は同じ歩幅で歩きますよ。ずっと一緒にいます。」って。言ってくれて。告白...って訳じゃなかったらしいけど。告白の意味を込めて二度目、その言葉を私に贈ってくれた。別にその時その人がもの凄く大好きだった訳じゃなくて、ただそう言う関係見たいのに憧れを抱いてたんだと恋人になってすぐに気付いた。今は違うんだけど、私はその時期ちょうど毎日が忙しくって。恋人になったからと言っていつも毎日仲良く話していた訳でもなかった。一日中時間を作る事も出来なかったし、少し時間に余裕が出来たら会いに行く感じで。後で気付いたら私が会いに来た時は必ずそこにいてくれて、私を待っててくれて。毎日忙しくて、辛くて、それが自分だけじゃないのは分かってて、ただ自分が甘えてるだけだと分かってて、それでも弱音を幾度となく吐いて、感じ悪い事も少しは言ったけど。でもその人はいつも私に優しくって...。愛...愛って何？そんなもの知らないよ。恋？そんなの...分からないよ。でも...その人とずっと...一緒にいれたらって本気で、そう思う様になった。私はいつでも適当だけど...この気持ちを適当だと思いたくない。その人が望む事はなんでもしてあげたい。私がして貰った様に...。大好きだよ...「___」