きしくんが

あいするゆーちゃんになった日のこと‪‪。

⋈

8.23 2018夏。

誰よりも大切な存在が目の前にいるこの瞬間を祝おう

今無性に言いたくなって言葉にしたありがとう

この歌詞のときに

きしくんがあたまポンポンってしてくれた夏。

運命とかってのはあんまり信じていないけれど、わたしの人生にとってのセンセーショナルだった。

⋈　　

岸優太です！

蕎麦がだいすきです！

失礼します！

と話すきしくんをみて、

ちゃんと失礼しますって言えて偉いなこのコ。と思ったのがいちばん最初。

まじですか？！サッセ！の２つのボキャブラリーだけで生きているように見えるわりに、

インタビューではしっかりと、時に直球な言葉で自分を語ったり。

まわりからつっこまれて、片目を閉じてマズそうにしていた次の瞬間、

ステージに立てば別人のようにイキイキとキラキラと、歌って踊る。

その歌とダンスの絶対的な安定感はきっと努力の賜物で、

持って生まれたセンスに満足しない向上心がみえる。

加えて彼は、

どんなときもまんまるな目をして素直だ。

当時は他界隈のヲタクをしていたあたしだったが、

そんなきしくんをテレビの中で見つけてしまったものだから。

不器用だけど努力を惜しまない、

素直で皆から愛される彼を！

ほんものを！みてみたい！！

と思ってしまった。

どうしても！

どうしても！

この夏に！

きしくんに！会いたい！！！

思い立ってからは

あっという間だった。

あれよあれよとチケットを手にしたわたしは、

台風にも負けず名古屋の地に降り立つ。

そしてセンステ目の前の左側花道右側アリトロ という場所で、

きしくんとの初めての夏を過ごすことになった。(言い方

わたしの記憶力はポンコツなので

コンサートの内容はほぼ覚えていない。けど、

目の前に現れたホンモノのきしくんの姿に、きしくんが歌って踊る姿に、

台風に負けず、

ここに来てよかったと心底思った。

きしくんきましたよ！と

隣のじんちゃん担のかわいこちゃんが教えてくれたとき、

フロートに乗ったきしくんが目の前にいた。

客席ぎりぎりを通るフロート。

６席となりに！

きしくんがいたのだけど！

目の前にいたはずなのだけど！

わたしは！

あんまり覚えていない！！！！！！(いつものやつ

まわりの子たちの、

きしくんんんんんんんんん！！！！！！

という歓声がBGMとなり、

ゆっくりと目の前を過ぎていくきしくん。

はぁ。

かっこよかった。

かわいかった。

と、思ったことだけ、

かすかに思い出せる。

でも

そのつぎの瞬間に

通り過ぎていったはずのきしくんが、

ふいにこっちを見て、

あ。目が合った。と思った次の瞬間、

手を伸ばして、

あたまポンポンッと。

おっ。よしよし！と。

びっくりして

腰が抜けた。

連番していたかわいこちゃんたちの、

きゃー！！！！！やばーーーい！！！っていう超笑顔を見ながら床に座り込んだわたしは、

20年以上をヲタクとして生きてきたなかで初めてもらったファンサというものを噛み締め、

そうか、

今まで起こった人生の辛いこと、大変だったことは全部！

今日のこの瞬間を迎えるための試練だったのだ。と確信した。(そんな大変な人生だったわけでもない。

いまのこの気持ちを恋心といわずになにを恋心と例えるのか！

これが噂のリアコってやつか！

すきになっちゃうやん！きしくん！

いや、すきやから来たんやけどさ、

ちがうねん、

すきになっちゃうやん！！！

床に座って椅子に頬杖をつき、

ライブを５分ほどスルー。

落ちるものらしい。恋というのは。

⋈

働くお母さんとして生きる毎日は

何も自分の思うようになんていかない。

でも

きしくんの大きな手と長い指がポンポンッて動いたのを思い出すと、

なんでもがんばれる気持ちになる。

あの時のきしくんの顔と、大きな手だけは、はっきりと覚えている。

きしくんは

突然目の前に現れた

わたしの王子様なのだ。