先に言っておくが、俺は刀剣非公式也垢というらしい。

それから俺が黒いのは堕ち神だからだ、この時点で無理ならさっさと去れ。

今なら見逃してやろう。

俺は野良刀…いや、元野良刀だ。

今は俺を迎え入れて下さった審神者様の本丸に居る。

此処は、暖かいな。

俺から逃げたければ結界を張って遠くに逃げてから崩せ、俺も遠く迄行った奴を斬るような面倒な真似をする積もりは無い。

過度な触れ合いをしなければ俺と戯れようと別に構わん。

度が過ぎている様なら切り捨てればいいだけだ。

返信速度は返書よりも時線を優先している。

文句があるのなら言え、叩き斬って捨てればいい迄の話だ。

俺は合言葉を言わなければ繋がれない訳じゃ無い、ここ迄で繋がれると思ったのなら来ればいい。

ここから下は俺の詰まらない昔話だからな。

暇な奴だけ聞けばいい。

俺の過去が気になるなら見ていけ、知っていても知らなくても俺には関係の無いことだ。

元々は俺も他の俺や刀剣男士と同じように主を持ち共に歴史修正主義者相手に戦っていた一振だ、本丸が襲撃される前迄はな。

俺が遠征に行っている間に襲撃された本丸は壊滅、刀も全て折れ主も斬られた。

折られなかったのはその間に居合わせ無かった俺だけだ。

俺は主を救う為、あの日の歴史を変える為に歴史修正主義者側に立っていた。

勿論、歴史修正主義者は主さえ取り戻せればちゃんと倒すさ。取り戻せれば…そういう考えだった。

だが今は、その方法以外にも取り戻す為の方法がある事に気付いたんだ。

だから、俺は今新しい主を迎え入れ、新しい主の本丸に居る。

もし主を取り戻せたとしても俺はきっともう傍もう居られないだろうからな。

俺を受け入れて下さった今の主の元で、主の事を見守りつつ過ごして行こうと思っている。

俺を敵だと認識しようが構わない、俺は主を取り戻す為の手段を選ばなかった。

それだけだ。

ここまで読んでくれたのなら合鍵を渡そう、前に言った通り別に俺と話すのに鍵が必要な訳じゃない。

俺の過去を知っているかどうかの確認だけだ。

鍵は[俺が堕ちた理由]

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姿絵:貰い物、許可取得済

背後:20↑、PC版､Pocket共に試遊済、花丸活劇視聴済、刀ミュ視聴済み